近代日本のポピュリズム

近代日本のポピュリズム
日比谷焼き打ち事件から日米戦争へ

ポピュリズムは現代の政治状況を表現するのに使われる用語だが実は日本はすでに戦前にそれを経験していた。それは日露戦争後の日比谷焼き打ち事件に始まる。以後、大正後期には普通選挙制の採用が決まり、昭和初期には2大政党政治が始まりながら、なぜそれは戦争に行きついたのか。怪写真事件、統帥権干犯問題、満洲事変、五・一五事件、国際連盟脱退、帝人事件、天皇機関説事件、近衛文麿内閣、日中戦争、日米開戦へと戦争への道を追い、ポピュリズムが何を導いたのか歴史の教訓を学ぶ。

近代日本のポピュリズム―日比谷焼き打ち事件から日米戦争へ

カテゴリ:
江戸・東京

基本情報

開催日時

2018年9月13日(木曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:筒井 清忠(帝京大学文学部長、東京財団政策研究所上席研究員)

講師:筒井 清忠(帝京大学文学部長、東京財団政策研究所上席研究員)

■筒井 清忠(つつい きよただ)
1948年生まれ。大分県出身。京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。文学博士。京都大学文学部教授等を経て現職。著書『戦前日本のポピュリズム』(中公新書)『帝都復興の時代――関東大震災以後』(中公文庫)『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)『満州事変はなぜ起きたのか』(中公選書)『陸軍士官学校事件』(中公選書)『二・二六事件と青年将校』、(吉川弘文館)『昭和十年代の陸軍と政治』(岩波書店)『近衛文麿』(岩波現代文庫)、編著『明治史講義 人物篇』(ちくま新書) 『昭和史講義1~3』(ちくま新書)

関連資料

「此圖は九月五日の薄暮、内相官邸燒打ち正門前の大騒動の光景なり。」(『戦時画報臨時增刊 東京騒憂画報』より)マサチューセッツ工科大学©2011 Visualizing Cultures

詳細情報

定員 200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)