追悼企画
第2弾 ドナルド・キーンの日本語
古典から現代文学に精通し、日本文学と日本の文化を世界に広く紹介した日本文学研究者で文化勲章受章者のドナルド・キーン氏が2019年2月24日、96歳で天寿を全うされました。
米国コロンビア大学在学中に日本文学と出会い、米国海軍の語学士官を経て、1953年京都大学に留学。谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫、安部公房、司馬遼太郎ら、多くの作家と交流し、また松尾芭蕉、近松門左衛門や三島らの作品の翻訳を手がけ、日本人作家をノーベル賞受賞に働きかけた人でもありました。『百代の過客』『明治天皇』『石川啄木』など多くの著作を遺し、日本への深い愛情を込めて、私たち日本人にも日本文学の魅力と日本文化の美しさを再認識させてくれました。ドナルド・キーン氏の偉大な人となり、功績を振り返り、そこから未来をみつめます。
第2弾では、ドナルド・キーン氏の日本語を学ぶプロセスや教科書について直接お話を伺って研究をしてこられた講師が語ります。
キーン先生の特別な力の秘密を、インタビューとその後の調査研究から解明し、日本語の不思議、グローバル時代の日本語、外国語学習に光を当てます。
◆追悼企画 第1弾「ドナルド・キーンが遺したもの~映像を通して観る」(講師:中津義人 ドナルド・キーン・センター柏崎副館長)は2019年9月25日(水曜日)午後7時~午後8時30分に開催します。くわしくはこちらのページをご覧ください。→追悼企画 第1弾「ドナルド・キーンが遺したもの~映像を通して観る」
- カテゴリ:
- 本 芸術
基本情報
開催日時
2019年10月18日(金曜日)
午後7時~午後8時45分
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後6時30分
会場
地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)
協力
公益財団法人ブルボン吉田記念財団 ドナルド・キーン・センター柏崎
講師:河路 由佳(日本語教育研究者)
■河路 由佳(かわじ ゆか)
慶応義塾大学大学院文学研究科国文学専攻修了。博士(学術,一橋大学)。日本語教育者、日本語教育研究者、現代歌人協会会員。東京農工大学留学生センター助教授、東京外国語大学教授、新宿日本語学校特任副校長を経て、現在東洋大学国際教育センター日本語講師。外国人に日本語を教えながら、日本語学習、日本語教育の歴史的研究に取り組み、特に戦争を挟む1930年代から1950年代にかけての時期に関心をもつ。
2014年、ドナルド・キーンと共著『ドナルド・キーン わたしの日本語修行』(白水社)を刊行。主な著書に『日本語教育と戦争』(新曜社)、歌集に『夜桜気質』(短歌研究社)など。土岐善麿の調査研究にも取り組む。
詳細情報
定員 | 200名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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参加費 | 1,000円(学生500円*学生証を当日お持ちください。) |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。 *小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |