カーボンニュートラルにつながる地球環境と私たちのこころや身体も気づかう《木づかい》、考えませんか?
日本の国土の7割を占める森林のおよそ4割は、戦後、先人たちがつくりあげた森林です。それが今、本格的な利用期を迎えています。森林・木材はCO₂を吸収し、貯蔵することでカーボンニュートラルに貢献するものであり、2030年度目標達成に向け様々な取組を行っています。また建築物への木材利用は、ビジネス面、心身面へ一定の効果をもたらす結果も出ており、こうしたことを受け、木材利用の促進にかかる法改正も行われたところです。
そこで本講座では、木材を利用することの意義や実際の施工例、その効果等について解説します。さらに、森林と健康の関りについて、森林空間利用のニーズの高まり、森を楽しみ、こころと身体の健康維持・増進、病気の予防等を目指す森林の楽しみ方について科学的な知見に基づき解説します。
講師と演題:
■森下 興氏(林野庁企画課 課長) つかう木。つくる森林。つながるカーボンニュートラル。
■恒次 祐子氏(東京大学大学院 教授) 都市の木造化がわたしたちにもたらしてくれること
■瀬上 清貴氏(NPO森林セラピーソサエティ理事長)「健康によさそう」から科学的根拠による森林セラピーを
構成: 3名の講師よりレクチャーの後、質疑応答
今後の新型コロナウイルス感染拡大状況により、変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
- カテゴリ:
- スキルアップ
基本情報
開催日時
2023年3月24日(金曜日)
午後7時~午後8時45分
開催場所
日比谷図書文化館
開場時間
午後6時30分
会場
地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)
協力
林野庁
講師:森下 興(林野庁林政部企画課 課長)
■森下 興(もりした こう)
1971年山口県生まれ。東京大学法学部卒業後、農林水産省に入省。
省内各部局において、米や砂糖などの生産対策、輸出促進対策などの業務に従事。この間、外務省、財務省への出向等も経て、2022年6月より現職。
講師:恒次 祐子(東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 教授)
■恒次 祐子(つねつぐ ゆうこ)
東京大学大学院 農学生命科学研究科修士課程修了、同年農林水産省森林総合研究所に入所。2017年より東京大学大学院 農学生命科学研究科生物材料科学専攻
准教授、2021年10月より現職。専門は林産学、居住環境学で、木材・木質内装空間が人に与える影響についての研究や、木材利用による温暖化防止効果に関する研究に従事。
講師:瀬上 清貴(特定非営利活動法人 森林セラピーソサエティ 理事長)
■瀬上 清貴(せがみ きよたか)
杉並区で出生、地元の公立学校から、岐阜大学医学部へ進む。卒業時に米国の公立医科大学で病院実習を積む。当時の厚生省へ入省後、併せて東京大学医学系大学院で公衆衛生学の研究を学んだ。複数の省庁、WHOなどで、様々な業務を経験できた。
歳月を経て、旧知であった林野庁長官から森林浴の科学的展開を進めたいとのご相談を受ける。有酸素運動としてよりもメンタルヘルス改善の面で、大きな可能性があると考え、省庁対立から協働へと舵を切り返す。森林医学の最初の教科書も分担執筆。
10年後、お役所生活から退職。大学院等での教育の傍ら、森林セラピーソサエティ活動に参加。この10年ほど、発展へ向けたお手伝いをしてきたところ。71歳年男。
関連資料
(PDF形式:1.2MB)
詳細情報
定員 | 200名(事前申込順、定員に達し次第締切) |
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参加費 | 1,000円 |
お申し込み方法 | お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号、(「お申し込みフォーム」からの場合は、④メールアドレス)をご連絡ください。 *小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です) |
ご来館の皆様へお願い | ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。 ・入館の際は、手指消毒・検温のご協力をお願いします。 |
お問い合わせ | 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表) |
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