古書で紐解く近現代史セミナー第45回
日本統治期台湾の製糖工場はどのように地域を変えたのか

戦前期の台湾には日本の資本によって40カ所以上の機械式の製糖工場が建設されました。どのような製糖工場が建設されたのか、から一歩進めて、台湾南部を対象に、製糖工場の建設が周囲の地域開発に与えた影響、つまり、如何にして清朝期の地域開発の枠組みが日本による枠組みに変わったのか、を考えます。さらに、清朝期の台湾が日本統治下に組み込まれていく過程を、製糖業による土地の管理の変化という観点から読み解いてみます。同時に、日本の影響下にあった他の地域の製糖業との比較から、戦前期の台湾の製糖業の特徴も考えます。

日本統治期台湾の製糖工場はどのように地域を変えたのか チラシ.jpg

カテゴリ:
江戸・東京

基本情報

開催日時

2024年6月11日(火曜日)
午後7時~午後8時30分

開催場所

日比谷図書文化館

開場時間

午後6時30分

会場

地下1階
日比谷コンベンションホール(大ホール)

講師:辻原 万規彦(熊本県立大学環境共生学部教授)

■辻原 万規彦(つじはら まきひこ)
1970年生まれ。1995年京都大学工学部卒業、1999年同大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。戦前期の都市や建築の歴史に関する研究に取り組む。特に、製糖業や電気化学工業の工場や社宅街の建設が地域に与えた影響が研究テーマ。近年は、当時の都市地図も研究テーマの一つ。編書に『戦前期東京火災保険特殊地図集成』(創元社 / 2024年~)。

台湾製糖橋仔頭第二工場

詳細情報

定員 200名(事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費 1,000円
お申し込み方法 お申し込みフォーム、電話(03‐3502‐3340)、ご来館(1階受付)いずれかにて、①講座名(または講演会名)、②お名前(よみがな)、③電話番号(「お申し込みフォーム」からの場合は④メールアドレス)をご連絡ください。
*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)
ご来館の皆様へのお願い ・体調のすぐれない(発熱、咳、倦怠感など)場合は、ご来館をご遠慮ください。
お問い合わせ 日比谷図書文化館 03-3502-3340(代表)

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